様々な需要

togetter.com

をみてふーんって思ったおはなし。

 

モチベーション・アップ株式会社というのがあるらしい

www.motivation-up.co.jp

 

社長目線の社員教育なら!っていうことなんだが、

社長は別に教育のプロではない。

なので社長が行う社員教育なんていうものはお遊びみたいなもの。

いわば自己満足。

 

でも社長なのでお金はある程度持っている。

なので何の効果も出ないポスターでも

「社長目線の!!!!」とか言われたら

 

「社長の自分がこういうことをやらねば!」という

社長が良くやりがちな思い付きスピリッツに火をつけるのだろう。

 

そして社長は思う。

「俺は社員教育に熱心だ!」

「俺の思いがポスターになっている!」

「やはり俺の思いは間違っていないんだな!!!」

「四六時中このポスターを見た社員は行動を改めるだろう!」

「これで勝つる!!!」

 

ポスターを貼ってしばらくして社長は思う。

「これだけ伝えても動かない社員はどれだけ怠惰なんだ!」

「やはり俺が一番仕事ができるんだ!」

「だから俺の言うことに同調してくる奴を取り立てよう!」

 

めでたく裸の王様社長とYESMAN軍団、組閣完了。

 

この会社の売り上げはすこぶる良いだろう。

何しろ何の効果も無い紙切れが飛ぶように売れるんだし、

そのポスターが及ぼす効果について追及されることは一切無い。

責任を一切負わずに報酬だけ貰えるんだからたいしたビジネスモデルだ。

 

 

 

このポスターは社長目線なものなんだけど、

これを見た社員目線はいったいどうなんだろうか。

 

 

「たしかにそうだ! 俺も頑張ろう!」

みたいな社員が多い会社にはそもそもこういうものは要らない。

 

そうでない会社にこそ必要であって、しかしながら

こんなポスターごときでは何も変わらない。

「社長がなんかまた要らんもん買ってるわ」

程度にしか映らないだろう。

 

ややもすると

「言いたいことは言ってくるけどその前に残業代払えよな」

「そんなこと言ってる社長自身クチャクチャやん」

「こういうのは指導の中で言うものであって、掲出するのは違うだろ」

なんてマイナス効果が出てくるかもしれない。

 

でもこの会社はそのマイナスイメージの責任は負わない。

 

ポスターを貼ることで社員の意欲が下がり、

その意欲の低下を察知した社長がさらにポスターを買い足す。

労働市場がブラック化すればするほぼ儲かる、死の商人みたいな会社。

 

世の会社がホワイト化したら、この株式会社はきっとつぶれてしまうだろう。

この会社の動向と新作に今後も気を配っていこう。